松山英樹7差4位で最終日へ「追いつけるように最善の準備を」 日没まで連日特打


9番、パーパットを外し肩を落とす松山英樹(カメラ・渡辺 了文)

9番、パーパットを外し肩を落とす松山英樹(カメラ・渡辺 了文)

◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス 第3日(18日、宮崎・フェニックスCC=7042ヤード、パー71)

 5打差8位で出た2014年大会覇者の松山英樹(LEXUS)は4バーディー、4ボギーの71で回り、通算5アンダー。4位に浮上したが、首位の杉浦悠太との差は7打に開いた。

 第3ラウンドは風の読みに苦しんだ。この日は前日の上を行く風速11メートルの難コンディション。松葉が宙を舞うほどの強風が吹き荒れたが、グリーンを捉える回数は増えた。「風が吹こうが、自分の状態が良ければ対応できる。昨日よりは状態が良かったということじゃないかな」。

 4番パー5でバーディーを先行させ、4打差に詰めた。このまま波に乗るかと思われたが、なかなかバーディーチャンスを決めきれない。9番はロングパットが2メートル半オーバー、11番は2メートル強から返しの1メートルを外し、ともに3パットのボギーを喫し「もったいなかった」と振り返った。

 トップを走るアマチュアの杉浦との差は7打。「崩れそうもないんで。一度も回ったこともないし、どういうプレーをするのか分からないけど、伸ばさないとチャンスはないと思う。彼にも頑張ってほしいと思うし、追いつけるように最善の準備をしたいと思う」と語った。

 ホールアウト後は練習場に直行し、1時間超ショットとパットに時間を費やした。2日続けて、日没まで調整。この日もコースを後にしたのは一番最後だった。午後5時半に練習を終えると、約15分に渡り100人近いファンにサインした。ホストプロとして、最終日を優勝争いで盛り上げる。

最新のカテゴリー記事