稲見萌寧は12位で今季終了 来季米ツアー挑戦へ向け「みんなも巻き込んでやっていきたい」


ホールアウト、同組の桜井心那(右)と談笑する稲見萌寧(カメラ・渡辺 了文)

ホールアウト、同組の桜井心那(右)と談笑する稲見萌寧(カメラ・渡辺 了文)

◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 JLPGAツアー選手権リコー杯 最終日(26日、宮崎・宮崎CC=6497ヤード、パー72)

 今季1勝の稲見萌寧(Rakuten)が1イーグル、4バーディー、3ボギーの69で回り、通算2アンダーの12位で今季を終えた。「苦しい時間の方が多くて、やりたくないなあと思うの(時期)もすごくあったし、これうまくいくことあるのかなって思うことも(あった)」と1年間を振り返った。

 11月のTOTOジャパンクラシックで優勝し、来季米ツアー挑戦を表明。開幕戦のヒルトングランドバケーションズ・チャンピオンズ(24年1月18日開幕、フロリダ州)が初戦となる。「ファンの人とか結構泣いてくれてて。そっか、もう会えないのかなって思うとさみしいな」と米ツアー出場への実感が湧いてきたという。2か月弱の短いオフは「やれることだけやって行きたい。トレーニングもやらないといけない。そことスイングもマッチさせなきゃいけない、(チームの)みんなも巻き込んでやっていきたい」と万全の準備で臨む。

 現在の心境は「生活面は楽しさがある、移動やゴルフのことを考えると不安もある」と明かした。米国での一番の目標は「英語をしゃべれるようになりたい」。「外国人の選手としゃべってみたい。コーチと外国人選手がしゃべってるのも聞き取れたら。日本に帰ってきて、もし次かったら英語で(会見を)がんばりたい」と密かな目標を抱え米国での戦いに向かう。

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