１８番、グリーンの感触を確かめる金谷拓実（カメラ ・岡野 将大）
◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズＪＴカップ 指定練習日（２８日、東京よみうりＣＣ＝７０２３ヤード、パー７０）
ツアー通算５勝の金谷拓実（Ｙｏｇｉｂｏ）が２８日、練習ラウンドで調整を行った。２年ぶり３度目の出場に向け「先週で（賞金王争いは）終わってしまったんですけど、最終戦までしっかりやりきりたいですし、自分らしいプレーを続けて、最後はいい締めくくりができるように頑張ります」と話した。
今季は、ＢＭＷ日本ツアー選手権森ビル杯、フジサンケイクラシックを制し、アマチュア時代からナショナルチームで行動を共にしてきた中島啓太（フリー）と賞金王争いを続けてきた。しかし先週のカシオワールドオープン、最終日を首位から出ながら７位に落ち、４位で終えた中島と約４３８２万円差がついたため、逆転での賞金王の道は途絶えた。「プレッシャーも感じていたし、自分に対して厳しくやってきていたんですけど、その辺が少し終わってしまって。今まで張り詰めていたものもなくなってしまった」と金谷。
ただ、今大会は２０年に５位、２１年に３位と好相性で、賞金ランク３位以内を死守すれば、来季の欧州ツアー出場権が獲得できる。金谷は「もちろんそれを目指してやってきたので、最後までしっかりやれば結果もついてくると思いますし、とにかく優勝目指して頑張ります」と前を向いた。