◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ プロアマ日(29日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)
9年連続9度目の出場となる今平周吾(ダイヤゴルフ)は名物ホールの227ヤードの最終18番パー3は、3ユーティリティーのティーショットでグリーンをとらえ、パーで締めた。プロアマ戦ホールアウト後には、グリーン上の様々なピン位置を想定し、入念にパットの感触を確かめる姿もあった。「今日はグリーンのつけなきゃいけないところや、外しちゃいけないところを調べながらやっていた」とうなずいた。
賞金王の可能性を残して迎えていた、前週のカシオワールドオープン(高知・Kochi黒潮CC)は、体調不良のため第2ラウンドスタート前に棄権した。「熱が結構上がって、何日間か寝ていて、昨日やっと良くなった感じ」。この日から練習再開。9年連続の出場へ、何とか回復が間に合った。
19年大会は自己最高の3位となり、史上5人目&最年少での2年連続賞金王を確定させた。初日は3アンダーで首位と2打差の4位と好発進し、最終日も最終18番まで単独首位だった。賞金王は手中に収めても、痛恨のダブルボギーで1打差V逸の悔しさを味わっただけに「やっぱり優勝したい試合ではあるし、優勝争いをしたこともあるので。そういう経験も生かして、やっていきたいと思う」と言葉に力を込めた。
この日は晴天も、午後は強風が舞うコンディションだった。「風が吹くと、難しいというか、読みづらいという感じはある。4日目にチャンスのある位置でもっていけるように、一日一日コツコツとやっていきたい」と見据えていた。
初日は午前10時50分にスタート。23歳の平田憲聖(エレコム)、宋永漢(新韓フィナンシャルグループ)と同じ第9組で回る。