渋野日向子、今年のゴルフを振り返り「しっかり追求してやらないと、本当につぶれて終わってしまう」


始球式の前に投球練習をする渋野日向子 (カメラ・豊田 秀一)

始球式の前に投球練習をする渋野日向子 (カメラ・豊田 秀一)

 女子ゴルフの渋野日向子(サントリー)が24日、自身が主催する「渋野日向子杯・岡山県小学生ソフトボール大会」(岡山・倉敷マスカットスタジアム)の競技終了後に取材に応じ、自身のゴルフについて語った。

 米ツアー2年目の今季はポイントランク83位で、来季は準シード扱いとなる。2023年を総括し「今年はトップ10(3戦目のドライブオン選手権で7位)からスタートして、そこから指が痛くなった(左手親指付近に痛みを発症)。スイングも、気持ち的にもごちゃごちゃになって、右肩下がりのシーズンとなり、残念な一年だった。落ちるところまで落ちた」と語った。「来年以降は上にはい上がっていくしかない。シードも落としたし、来年は出られる試合でしっかり結果を残していかないと、再来年もどうなるか分からない。スタートダッシュから頑張らないといけない」と決意を込めた。

 オフに向上したい部分については「あまり決まってはいないけど、トレーニングもしっかりしないといけない。ゴルフの内容に関してもいろいろ見直さないといけない。しっかり自分の中で理解して、いろいろ準備したい」とした。来年の初戦については「考え中なので何とも言えない」と明言はしなかった。

 今年一年の漢字を問われ、「『情けない』の『情』ですね」と答え、「本当に情けない一年。最初の方はいろいろ変えてやり続けると言いながらも、指が痛くなったことで、続けられなかった。続けられたかもしれないけど、何かを怖がったり自分が妥協して続けられずに終わってしまったことが情けない。毎試合毎試合、情けないと思うことが多かった」と話した。

 現状は「自分の中ではやらざるを得ない」とツアー2年目のプレーを整理している状態だと語る。これまでと同じく、オフの期間に大幅に自身のスタイルをチェンジするかどうかについては「皆さんが思っている通り、このままじゃアメリカツアーじゃ戦えないというのは見て分かる。自分自身もそう思っている。安定して再現性高くできるものをしっかり追求してやっていかないと、本当につぶれて終わってしまう。米国でも戦えない、日本でも戦えないとなってしまうと思うので、そこはいろいろ(変化を)考えている」と説明した。

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