キャップの右横についた東プレのスポンサーロゴを笑顔で指さす桑木志帆（東プレ株式会社提供）
女子プロゴルファーの桑木志帆（２１）＝岡山御津ＣＣ＝が２０日、東プレ株式会社（東京・中央区）とのスポンサー契約を発表した。今季はサンバイザーやキャップの右横に同社のロゴが入るという。
桑木は同社を通じて、以下のコメントを発表した。
「この度、東プレ様とスポンサー契約を結ばせていただくことになりました。また契約プロゴルファーの第一号とのこと、とても光栄に思い嬉しい気持ちで一杯です。創業１９３５年という歴史ある東プレ様とともに、今後も成長してまいりたいと思っています。まずは優勝、そして世界を目指して挑戦し続けます。どうぞ宜しくお願いします」
桑木は精度の高いショットメーカーで２１年のプロテストに一発合格。同年新人戦の加賀電子カップで優勝を果たした。２３年には、７月の資生堂レディスでプレーオフで桜井心那に惜敗するなど２位が３度。メルセデス・ランク１０位で初シードを獲得し、年間獲得賞金も８６７１万２５５９円と飛躍した。２４年シーズンで初優勝が期待される若手女子プロの一人だ。
東プレ社は塑性加工技術と金型設計技術を応用し、自動車関連製品は日本のほか、米国、メキシコ、中国、タイ、インドの工場で生産、空調機器や電子機器などの分野にも取り組んでいる。今回の契約について同社側は、初優勝そして複数回優勝、世界で活躍できるプロゴルファーという目標に向かって挑戦をし続ける桑木選手の姿勢と、東プレの世界の新しい形を作り出すことへ挑戦し続けている姿勢が合致したため、としている。
◆桑木 志帆（くわき・しほ）２００３年１月２９日、岡山市生まれ。２１歳。４歳でゴルフを始める。岡山理大付高を卒業し、倉敷芸術科学大在学中。２１年６月のプロテストで一発合格。本格参戦１年目の２２年はメルセデス・ランク５１位。憧れは同郷の先輩・渋野日向子。得意クラブはドライバー。１６４センチ。Ａ型。