【ツアーメシ】初優勝目指す高木優奈、鹿児島「海鮮七海」で地元食材を堪能「最高でした」


「海鮮七海」の地鶏、かきなど

「海鮮七海」の地鶏、かきなど

 第3回の「ツアーメシ」企画は女子ツアー第3戦、Vポイント×ENEOS(15~17日、鹿児島高牧CC)が行われた鹿児島のお店を紹介します。昨年11月のプロテストに6度目の挑戦で合格した高木優奈(フリー)が登場。大会前に縁があって訪れた「海鮮七海(ななみ)」(姶良市)を取り上げます。

 高木はこの大会の前、ツアー初出場したオーストラリア出身のアマチュア・肥後莉音(りおん、米ペパーダイン大4年=21)の父で、鹿児島出身の正史(まさふみ)さん(54)と食事をともにしていた。「七海」で鴨の焼き肉、地鶏、チキン南蛮、鯛のかしらの塩がま焼きなどに舌鼓を打ったという。

 昨年初め、オーストラリアツアーの予選会を受けた際に、ゴールドコーストにある肥後家に高木がホームステイをさせてもらった間柄。今回、米国の大学に通う莉音が推薦出場。娘のキャディーを務めた正史さんが、高木に地元メシを堪能してもらおうとなったという。

 高木は「肥後さんが気をつかって下さったようで、今回は生の魚はいただかなかったのですが、全部の料理がおいしかったです。とくに、鯛のかしらの塩がま焼きが最高でした」と感謝した。「(遠征先では)その土地のおいしいものを食べたいな、と思っています。来年もまた来たい」とうれしそうに明かした。

 記者は大会中、仕事を終えると車を走らせ、「七海」へ向かった。地鶏、ホタルイカのしゃぶしゃぶ、かき、帆立などをオーダー。落ち着いた雰囲気の店内で、どの料理も絶品だった。地元の食材を使った料理を売りにしており「この時期の鹿児島は鯛が旬です」(店主)と、メニューには鯛の白子なども載っていた。また来たいな、と思わせてくれるお店に出会うことができた。

 高木にとって鹿児島は、16年3月に前身大会のTポイントレディス(鹿児島高牧CC)でツアーデビューを果たした思い出の地だという。今季は「優勝はもちろん、最低限シード獲得を目標に頑張りたい」と言葉に力を込める。肥後さんとの縁をきっかけに“ツアーメシ”でパワーをつけ、初優勝へ突き進む。

 ◆高木 優奈(たかぎ・ゆうな)1998年5月13日、神奈川・小田原市生まれ。25歳。11歳からゴルフを始める。相洋高卒。19年に下部ツアーで1勝。23年、プロテストに6度目の挑戦で合格。同年、新人戦優勝。QTランク14位で前半戦出場権を持つ今季は、開幕戦ダイキンオーキッドレディスで9位。156センチ、55キロ。

 ◆海鮮七海 鮮魚、肉料理などが名物。地元で仕入れた旬の食材を使ったメニューを各種取りそろえる。焼酎、日本酒など酒類も豊富。住所は鹿児島県姶良市西餅田青木水流3289―2。

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