男子ゴルフで13日の中学卒業と同時に15歳7か月13日で史上最年少でプロ転向した香川友(とも)が19日、千葉・関宿ゴルフセンターでプロ転向会見を行った。「大谷(翔平)選手のように、笑顔と真剣さが絶えない選手になりたい」と理想とする選手像を語った。会見では大谷がブランドアンバサダーを務める「BOSS」のネクタイやスーツを着用した。
1歳からゴルフを始め、幼少期から世界での活躍を目指してきた。会場には大きく「世界一」と書かれた習字が飾られていた。「全部の1位になりたい。マスターズ優勝と世界ランク1位を目指して頑張りたい」という意味が込められているという。
2月には国内最多ツアー94勝の尾崎将司が主宰する「ジャンボアカデミー」の合格通知を受けた。すでにジャンボ邸での練習や、多彩なトレーニングを行っている。14日にプロ転向の報告に訪れた際は「中学校卒業できたのか。頑張れよ」と独特なゲキが飛ばされたという。ジャンボ特製の素振り棒などを活用し、平均飛距離はキャリーで300ヤード、ランが出れば350~60ヤードを誇る。
プロ初戦はまだ未定。「まずはツアーに出て予選通過。そこからどんどん優勝して上に行けたら」と未来像を描いている。憧れる海外ツアー挑戦は「早ければ早いほどいいと思っている」と香川。伸びしろ十分の15歳を世界の舞台で見れる日も遠くはない。
◆香川 友(かがわ・とも)2008年7月31日、千葉県出身。15歳。1歳から父・正宏さんの経営するゴルフ練習場で始める。小6時の20年10月に茨城県内のミニツアーで、優勝したプロと同スコアの67でベストアマ、今年7月の山梨オープンでもベストアマ獲得。これまでツアーは3試合に出場。趣味、特技は海釣り、サーフィン、スケボー、野球。好きな食べ物は吉野家の牛丼。176センチ、105キロ。