臼井麗香の初V支えた母・香理さん「ストイック。見た目と中身が全然違う」


臼井麗香

臼井麗香

◆女子プロゴルフツアー アクサレディス宮崎 最終日(24日、宮崎・UMKCC=6545ヤード、パー72)

 最終日は降雨によるコースコンディション不良のため中止となり、2日目を終えて単独首位に立っていた「れいちぇる」こと臼井麗香(フリー)が通算13アンダーで初優勝。ツアー中、2合だき炊飯器を持ち歩き、今大会中もおにぎりを作ってサポートした母・香理(かおり)さん(51)は「言葉にならないくらい、うれしい」と喜びをかみしめた。

 香理さんは整体の学校に通い、食事も勉強をするなど二人三脚でプロ活動を歩んできた。臼井は初めてシード選手として臨んだ2022年からゴルフの調子が低迷した。予選落ちした週に、帰京しようとする娘に「試合会場で土日は練習して帰ったら?」と声をかけては意見がぶつかり、けんかになることが増えた。「苦しい時期もあった」と当時を振り返る。

 オフには肉体改造に取り組んだ。キックボクシングに通うなどトレーニングに明け暮れ、食事も増やした。4キロ増量し、人生マックスの51キロに到達。球に力が伝わるようになった。香理さんは「いい体になってるね~」と励まし続けた。

 性格については「ストイックですね、かなり。見た目と中身が全然違う。負けず嫌いだし、やるって言ったらやる」。幼少期に宝塚歌劇団に憧れ、3歳から13歳までクラシックバレーやジャズダンスを習っていた臼井は、当時から見られることへの意識が高かったという。「センターで踊りたい。後ろじゃ嫌だ、みたいなそういう子だった」と笑って懐かしんだ。

最新のカテゴリー記事