元賞金女王・平瀬真由美さん「よく最後まで自分のゴルフを貫き通せた」 めい・竹田麗央の初Vを称賛


◆女子プロゴルフツアー KKT杯バンテリンレディス 最終日(14日、熊本空港CC=6518ヤード、パー72)

 3打差3位から出た地元・熊本出身の竹田麗央(りお)=ヤマエグループHD=が3バーディー、1ボギーの70をマークし、通算7アンダーで最終日逆転で初優勝を飾った。1993、94年の賞金女王・平瀬真由美さんを叔母に持つ21歳が、小学1年時から回っていた慣れ親しんだコースで、大喝采を浴びながら悲願の1勝をつかみ取った。鶴岡果恋(明治安田)、鈴木愛(セールスフォース)、イ・ミニョン(韓国)の3人が2打差の2位だった。

 この日テレビ解説を務め、大会を見守った平瀬さんが取材に応じた。めいの初優勝に「良かったと思う。地元で勝つことは応援が多い分、プレッシャーになることが多いが、よく最後まで自分のゴルフを貫き通せたなと思う」と称賛した。今季はこれまで3度の優勝争いをしながらも、悔しさを味わった竹田。その姿を「たくさん悔しい思いをした方が強くなると思いながら見ていた」と先輩プロとして見守ってきたという。

 竹田はオフに合宿でアプローチを強化してきた。「去年より格段にうまくいくようになった。だけど、まだまだ自分(竹田)の目標はそこにはないと思う。今まで以上に自分を磨かなければと思う」と厳しくも温かいエールを送った。9日に竹田に会った際には「勝とうと思ったらすり抜けるよ」と初勝利に焦る姿を見て、助言を送ったという。2年連続賞金女王の偉大な叔母の金言を胸に、竹田は悲願の初優勝を地元で手にした。

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