石川遼「アップデートしなきゃいけない」 飛距離アップで見えてきた新たな課題


プロアマ戦後に取材に応じる石川遼(カメラ・高木恵)

プロアマ戦後に取材に応じる石川遼(カメラ・高木恵)

◆男子プロゴルフツアー  関西オープン プロアマ戦(15日、滋賀・名神八日市CC=6869ヤード、パー70)

 石川遼(カシオ)はプロアマ戦に出場し、16日の開幕に備えた。2週前の中日クラウンズは3位スタートから順位を下げ34位。前週のバイ・ザ・プレーヤーズはエントリーせず、1週間を練習に費やした。「いつも通りのトレーニング」に加え、アイアン全般のキャリーの確認に時間を割いた。

 「スイングだったり、ロングゲームだったり、ショットそのものの精度を、自分の行けるところまで高めていきたい」との思いで、この数年ゴルフに取り組んでいる。「着実に良くなっている状態。そのなかで、良くなってきたからこそ新たな課題が見えてきている」と語った。

 中日クラウンズが行われた和合で、アイアンショットのズレに苦しんだ。「去年よりドライバーの飛距離が出てきていて、それが自分でも楽しくて。そこにフォーカスしていたり、ドライバーのスピードが出たなとか楽しかったりもするけど、僕のゴルフは地味で泥臭いところで成り立っている。そこを痛感した」。

 アイアンの飛距離も伸びたことで、微妙な距離感をつかみきれないままだった。ショートアイアンを握る場面が多い同コースで、グリーン奥に外す場面が何度かあった。「いいショットでピンに真っすぐ行ってオーバーがあった。去年の延長という感じでいけるかと思っていたけど、アップデートしなきゃいけない。先々週から今週でどれくらい出来るか。向き合っていかなきゃいけない部分」。今季4戦目を前に、やるべきことを明確に掲げた。

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