幡地隆寛が逆転で初優勝 30歳の飛ばし屋ついに 杉浦悠太が2位、石川遼は5位


トロフィーを掲げる幡地隆寛(カメラ・谷口 健二)

トロフィーを掲げる幡地隆寛(カメラ・谷口 健二)

◆男子プロゴルフツアー  関西オープン 最終日(19日、滋賀・名神八日市CC=6869ヤード、パー70)

 2位から出た30歳の幡地(はたぢ)隆寛が5バーディー、2ボギーの67で回り、通算14アンダーとし、逆転で初優勝を飾った。

 6位で出た杉浦悠太が67と伸ばし、11アンダーで2位。

 首位で出た清水大成は72と落とし、10アンダー3位。

 70で回った竹安俊也が9アンダーで4位。

 19位で出た石川遼は連日の5バーディー、ボギーなしの65をマークし、通算8アンダーで、今季ベストの5位フィニッシュ。

 幡地(はたぢ)は武器の飛距離を生かし、11、12番のパー5でスコアを伸ばした。15、16番でも連続バーディーを奪い、後続を突き放した。

 2016年からプロとしてツアーに参戦。18年まで予選通過さえなく、賞金は0円だった。昨季は関西オープンで2位に入るなどトップ10に4度入り、3季連続のシード権を守った。

 今年3月には豪州とアジア共催のニュージーランドオープンで逆転優勝を飾ったことも自信になった。「今年からコースの見方を変えた。こういうタイトなコースではいかにフェアウェーをキープできるか。去年の日本オープン(3位)で学んだ」と、第2ラウンド後に口にしていた。

 ◆幡地 隆寛(はたぢ・たかひろ)1993年6月30日、広島・三原市生まれ。30歳。10歳で兄、姉と一緒にゴルフを始め、岡山・作陽高時代に日本ジュニア3位。宮城・東北福祉大では2014年、日本アマ16強、4年時の15年、関東学生選手権で優勝。同年12月にプロ転向した。昨季は2位を含むトップ10入りが4回で賞金ランク18位。188センチ、98キロ。

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