吉田優利、今季日本ツアー初戦は15位 「帰ってきて良かった」と収穫十分で全米女子オープンへ


5番ティーショットを放つ吉田優利。通算4アンダーにスコアを伸ばし大会を終えた(カメラ・今西 淳)

5番ティーショットを放つ吉田優利。通算4アンダーにスコアを伸ばし大会を終えた(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 最終日(19日、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C=6731ヤード、パー72)

 33位から出た吉田優利(エプソン)は6バーディー、1ボギーの67をマークし、通算4アンダーで15位と順位を上げてフィニッシュした。最終18番パー5では、残り102ヤードの第3打を52度ウェッジで放ち、ピンそば30センチにピタリとつけた。集まった多くのギャラリーを沸かせ、バーディーで今季日本ツアー初戦を締めくくった。

 第2、3ラウンドではともにオーバーパーで順位を落とした。第3ラウンド終了後は、普段より長めに練習をし、発見があったという。「自分の感覚とのすり合わせがうまくいった。この方向性で修正をかけていこうというきっかけになった」と収穫を得た。最近では、振り切って左にボールが行ってしまうミスが多かったと話していたが、この日は同様のミスも少なくまとめられたとうなずいた。

 前週の米ツアーに出場後、14日の夕方に帰国。やや強行スケジュールだったが、「帰ってきて良かった。この選択は自分にとってプラスでしかなかった」と満面の笑みを浮かべた。地元開催ということもあり、連日多くのファンが帯同。「アメリカだとない声援ですし、温かいものを感じた。いっぱい応援してもらう選手というのは自分の目標でもある。プレーでも人間性でも応援してもらえるように生活したい」と気を引き締めて、30日から始まる海外メジャー、全米女子オープン(ペンシルベニア州ランカスターCC)へ向かった。

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