古江彩佳は2位フィニッシュ パリ五輪代表決定まで2試合 「来週も上位フィニッシュできれば」


◆米女子プロゴルフツアー ショップライト・クラシック 最終日(9日・米ニュージャージー州シービュー・ベイC=6190ヤード、パー71)

 最終ラウンドが行われ、3打差7位から出た古江彩佳(富士通)が6バーディー、ボギーなしの65をマークし、2位で大会を終えた。中継局のWOWOWの取材に応じ、「初めてポアナ芝で毎日いいプレーができた。上位フィニッシュできてうれしい」と優勝には1打届かなかったが、充実した表情を見せた。

 1番でピンを刺すショットでバーディー発進。3番パー5では2オン2パット、4番では右1メートルにつけて連続で伸ばした。7番パー5では第3打を奥3メートルにつけ、大きく切れるスライスラインを読み切った。「昨日まで前半でバーディーが取れなかったので、そこはクリアできた」とうなずいた。

 後半に入ると風のジャッジに苦しめられた。「3日間で一番風が強かったが、うまく考えながらラウンドできた。でも、後半は風がなくなったり吹いたりというのが難しく、バーディーが取れなかった」とバーディーは13番のみとなった後半の難しさを口にした。

 パリ五輪代表決定まで残り2試合。今大会は世界ランクで日本勢2番手の畑岡奈紗が失格になったことにより、代表争いの激化が予想される。4番手の山下美夢有も日本ツアーで単独2位でフィニッシュ。古江は次週のメイヤー・クラシック(ミシガン州)とメジャー、全米女子プロ選手権を残す。逆転での五輪代表へ次週へ「来週も自分らしく頑張って集中して上位フィニッシュできれば」と前を向いた。

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