松山茉生、史上最年少の15歳344日で日本アマV 山下美夢有の弟・勝将とのPOを制した


史上最年少で日本アマを制した松山茉生(JGA提供)

史上最年少で日本アマを制した松山茉生(JGA提供)

◆ゴルフ 日本アマチュア選手権 最終日(28日、兵庫・広野GC=7210ヤード、パー70)

 福井工大福井高1年の松山茉生(まお、グリーンヒル瑞浪)が優勝した。15歳344日での栄冠で、2015年大会を17歳51日で制した金谷拓実の最年少優勝記録を更新。予定された最終ラウンドは悪天候の影響で中止となり、前日までの第3ラウンドを終えて通算7アンダーで並んでいた山下美夢有の弟・勝将(まさゆき、近大4年)とのプレーオフ(PO)を2ホール目で制した。

 10番と11番の繰り返しで行われたPO。10番はともにバーディーとし、11番へ向かった。松山は2メートル弱のシビアなパーパットを残したが、見事に沈めて緊張感から解き放たれた。先に山下のボギー以下が確定し、「落ち着いていい精神状態で打てた」と冷静にプレーし、優勝を決めた。

 代々木高2年の外岩戸晟士(ほかいわど・せいじ)が5アンダーで3位。昨年大会覇者の中野麟太朗(早大3年)、岩井ツインズの弟・光太(日大2年)は9オーバーの49位だった。

 ◆松山 茉生(まつやま・まお)2008年7月20日、愛知県生まれ。15歳。父の影響で5歳からゴルフを始める。名古屋市立守山北中2年時の22年、中部ジュニア選手権優勝。今年4月、福井工大福井高に進学。得意クラブはドライバーで平均飛距離は310ヤード。憧れはメジャー5勝のブルックス・ケプカ(米国)。180センチ、90キロ。

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