午前中に気温33・3度の猛暑の中、バーディー合戦の大熱戦 三ケ島かなが首位 パリ五輪代表の山下美夢有が2位浮上


5番、笑顔でティーの順番を待つ山下美夢有(カメラ・谷口 健二)

5番、笑顔でティーの順番を待つ山下美夢有(カメラ・谷口 健二)

◆女子プロゴルフツアー 大東建託・いい部屋ネットレディス 第3日(20日、福岡・ザ・クイーンズヒルGC=6505ヤード、パー72)

 最終組が前半を終了した。第1日は首位で、この日は1打差2位からスタートした三ケ島かな(ランテック)が前半の9ホールを4連続を含む5バーディー、ボギーなしの31で回り、通算18アンダーで首位に再浮上した。

 4打差の7位からスタートしたパリ五輪日本代表の山下美夢有(みゆう、加賀電子)は、10番終了時点で、6バーディー、ボギーなしでスコアを六つも伸ばし、通算16アンダーで2打差の2位に急浮上した。五輪前としては最後となる国内ツアーで、さすがの存在感を発揮している。

 10番まで消化した藤田さいき(JBS)も通算16アンダーで2打差の2位。首位からスタートした臼井麗香(フリー)は前半の9ホールを2バーディー、1ボギーの35で回り、通算15アンダーで3打差4位に後退した。

 9番終了時で首位と6打差12位の河本結(リコー)は第2ラウンド終了後に「優勝スコアは25アンダーになると思います」と予想。その通りにバーディー合戦の展開となっている。日本女子ツアーの最多アンダー記録は、24アンダー(3日間大会は2003年のミズノクラシックでアニカ・ソレンスタム、4日間大会は2016年大王製紙エリエールレディスでテレサ・ルー)。21年ぶりのツアー新記録が期待される。

 午前10時過ぎの段階で気温が33・3度に達する猛暑の中「大熱戦」が繰り広げられている。

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