◆女子プロゴルフツアー CATレディース 第1日(16日、神奈川・大箱根CC=6652ヤード、パー72)
ツアー4勝の川崎春花(村田製作所)が5バーディー、1ボギーの68をマークし、単独首位発進を決めた。「風が強くて難しいラウンドだったんですけど、ラッキーもあって4アンダーで回れた」と笑顔で振り返った。
運が良かったと話したのが14番。ティーショットは左ラフへ行ったが、残り169ヤードの第2打を6アイアンで放つと、グリーン手前のバンカーを越えてピン右手前にキャリー。2メートルのパットを沈めてバーディーを奪った。「今日は(風が)アゲンスト(向かい風)だったので、想像よりも距離が残っていた。グリーンも奥行きがないので、難しいなと思っていた」というが、スコアを伸ばした。
2試合連続優勝後は、2週連続予選落ちと苦しんでいた。「少し体が流れている気がした」とグリーン上に悩んでいたが、パターの支点を意識してストロークしたことで、10番では5メートルをねじ込むなど、好結果に結びついたという。ルーキーイヤーの2022年に2勝を挙げたが、昨年は苦しいシーズンに。今季はすでに2勝と完全復活をアピールしている川崎が、最高のスタートの勢いのまま今季3勝目を目指す。