◆女子プロゴルフツアー メジャー第2戦 ソニー日本女子プロ選手権 第3日(7日、沖縄・かねひで喜瀬CC=6670ヤード、パー72)
第3ラウンドが行われ、岩井明愛(あきえ、ホンダ)は6バーディー、1トリプルボギーの69で回って通算13アンダーとし、首位と3打差の2位をキープした。「とても楽しい一日だった」と笑顔で振り返ったムービングデー。トリプルボギーから巻き返し、優勝戦線に踏みとどまった。
11番パー4でティーショットを右に曲げ、球の周りには木の枝葉が密集。左膝をついて左打ちを試みたが、第2打は空振りした。第3打でも脱出できずに、幹の根元へ。6オン1パットのトリプルボギーを喫した。「イチかバチかでミスしたのでしょうがない。出したところで狙えなくて、どうせならチャレンジして、そこで出たら良いなという感じだった」。
直後の12番で3メートルを沈めると、15番は第2打を1メートル半につけ、最終18番パー5ではグリーン右手前ラフからの第3打を寄せてバーディーで締めた。「1回トラブってしまって落ち込んでいたけど、ギャラリーの皆さんが『頑張って』って声をかけてくれた。それで(その後に)3バーディーを取れたかなと思う」と声援に感謝した。
「いいも悪いも全部含めて、すごく楽しい3日間。明日もうまくいくかは分からないけど、そこも含めて全部楽しんでいけたらいいかなと思う。3打差は何があるか分からないので、最後まで諦めずに頑張りたい」。逆転での初のメジャー制覇へ、最終日最終組の緊張感を楽しみ抜く。