「もずくの天ぷらがおいしかった」日本人初4日間完全Vの21歳、沖縄暑くても睡眠十分


メジャー初制覇を果たした竹田(カメラ・豊田 秀一)

メジャー初制覇を果たした竹田(カメラ・豊田 秀一)

◆女子プロゴルフツアー メジャー第2戦 ソニー日本女子プロ選手権 最終日(8日、沖縄・かねひで喜瀬CC=6670ヤード、パー72)

 21歳の竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)が5バーディー、2ボギーの69で、大会記録に並ぶ通算19アンダーで制し、今季6勝目を初のメジャータイトルで飾った。初日から首位を守り、今大会の4日間完全Vは日本人で初。ツアー初優勝からの年間6勝は小林浩美(89年)=現日本女子プロゴルフ協会会長=以来2人目。躍進の飛ばし屋が初の年間女王へ前進した。

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 湿度の高い沖縄特有の暑さにも竹田は連日、8~10時間の睡眠で乗り切った。ゴルフの自己採点では「最後バーディーを取りたかったので、99点」と元気に笑った。ご当地料理も「もずくの天ぷらがおいしかった」と満喫した。母・哲子さんには首位で迎えた前日の夜、「緊張してる」とポツリと言ったそうだが、母は「みんな緊張してるから」と優しく声をかけた。コーチとして見守る母だが、ゴルフのことは本人に任せている。「ラウンド中に自分で修正できるようになり安心しています」と成長に目を細めた。(岩原 正幸)

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