「本人が行きたいなら行ってほしい」メジャー2冠に同行の母 竹田麗央、来年にも米ツアー参戦


熱烈な巨人ファンの竹田は、優勝を報じたスポーツ報知の紙面を手にVサイン(カメラ・今西 淳)

熱烈な巨人ファンの竹田は、優勝を報じたスポーツ報知の紙面を手にVサイン(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 日本女子オープン 最終日(29日、茨城・大利根CC西C=6845ヤード、パー72)

 首位で出た竹田麗央(りお、21)=ヤマエグループHD=が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算10アンダーでメジャー2連勝の今季&通算7勝目。日本女子プロ選手権、日本女子オープンの同一年制覇は樋口久子、畑岡奈紗に続く3人目の快挙となった。12月に行われる来季米ツアー参戦をかけた最終予選会受験も、10月上旬の締め切りまで熟考すると明かした。

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 竹田は、国内最高峰のメジャーには5度目の出場だった。初出場の19年は6オーバーで予選落ちし、当時キャディーをしたプロゴルファーの母・哲子(さとこ)さん(56)は「ラフの深さに全然対応できていなかった」と回想した。21年に7位でアマ最上位のローアマに輝き「プロになって優勝したい」と誓ったという。今季急成長したアプローチは、13番で残り25ヤードのラフから1メートル強の好機に寄せた場面にも表れた。

 国内外毎試合に同行する母は「スタートしてリードされても、落ち着いている感じがします」とまな娘の今年の成長ぶりを分析した。今季国内メジャー2勝による5年シード獲得により、海外挑戦もしやすくなった。母は「本人が行きたいというなら行ってほしい」と、成長著しい21歳の決断を尊重する考え。早ければ25年から、母娘二人三脚で米ツアー参戦の可能性も出てきた。(岩原 正幸)

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