金田久美子が復帰「リセットできた」 お香と人生初の自己啓発本でリフレッシュ


ホステス大会へ意気込む金田久美子(カメラ・高木 恵)

ホステス大会へ意気込む金田久美子(カメラ・高木 恵)

◆女子プロゴルフツアー スタンレーレディスホンダ プロアマ戦(3日、静岡・東名CC=6610ヤード、パー72)

 今季は体調不良に悩まされ8月にメニエール病と診断された金田久美子(スタンレー電気)が、3週間ぶりにツアーに復帰する。「人生で初めて1週間クラブを握らずに、トレーニングをしていた。ちょっと休みたくて。リセットできた気がする」。そう話す表情は明るかった。

 最近は、お香をたきながらの読書がリフレッシュタイムだ。これまで手に取ることがなかった自己啓発本が愛読書になった。「7冊ぐらい買った。内容でいうと『覚悟の磨き方』とか、『精神科医が教えるストレスをなくすもの』とか」。メニエール病の治療法を求めて5件ほど病院を回ったが、その度に医師から「ストレス」について言及された。「考え方を変えろって言われた。本を読むしかないなと思って。漫画と雑誌しか読んだことなかったのに」と自身の変化を笑って明かした。以前と比べて眠れるようにもなった。

 この日のプロアマでは宮里藍さんと18ホールを回った。「楽しかった。藍さんは2か月ぶりのゴルフだったみたいなんだけど、ピンにしか行かない。まじ、うまい」。ラウンド中は質問攻め。「イライラしたときはどうしますか」「スイング中に意識することは何ですか」「パッティングのときのイメージは」。ゴルフのことを他人に質問することは少ない金田だが「藍さんだと自然に聞きたくなる。本当に感謝」と口にした。

 所属先のスタンレー電気の大会に、ホステスプロとして挑む。第1ラウンドは山下美夢有(みゆう)、吉本ひかると同組。「涼しくなってきたし、体調も上向きではある。盛り上げられるように頑張ります」。心機一転、初日のティーグラウンドに立つ。

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