木下稜介は1打差2位 17番で「奇跡のバンカーショット」も「結果負けてしまったので何かが足りない」と肩を落とす


18番、バーディーを狙ったアプローチを外し、肩を落とす木下稜介(カメラ・今成 良輔)

18番、バーディーを狙ったアプローチを外し、肩を落とす木下稜介(カメラ・今成 良輔)

◆男子プロゴルフツアー 今季メジャー第3戦 日本オープン 最終日(13日、埼玉・東京GC=7251ヤード、パー70)

 首位から出た木下稜介(ハートランド)は4バーディー、4ボギーの70と粘り通算3アンダーで終えたが、優勝した今平周吾(ロピア)に1打及ばず2位で、メジャー2勝目を逃した。

 13番で第2打をピンまで60センチにつけるバーディーで単独トップに立ったが、14、15番で連続ボギー。15番のパーパットが外れると、がっくり膝をついた。17番はバンカーから残り15ヤードの第3打をカップに沈め、バーディーと粘ったが、最終ホールでバーディーを奪った今平に敗れる形となった。

 試合後は「最後の最後まで分からない状態で、最後負けてしまったので非常に悔しい。ギャラリーの方のおかげで17番、奇跡のバンカーショットにつながったかと思うが、結果負けてしまったので何かが足りないと思う」と肩を落とした。

 4日間、通算アンダーパーは優勝した今平と2人だけ。「コースが難しくて必死に、目の前のプレーに集中することで頭がいっぱいだった。最後(18番)のパーパットは外しても順位には関係なかったけど、意地というか絶対に入れてやろうという気持ちで、バーディーが必要だったが(決めて)パーで上がれたのは良かった」と受け止めた。21年大会の3位に続き、今回は2位。「来年またリベンジしたい」と力を込めた。

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