渋野日向子 3週ぶりの実戦で47位もギャラリーに感謝「楽しんでもらえたらいいなと思いながら」


6番、ティーショットを放つ渋野日向子 (カメラ・馬場 秀則)

6番、ティーショットを放つ渋野日向子 (カメラ・馬場 秀則)

◆米女子プロゴルフツアー TOTOジャパンクラシック 最終日(3日、滋賀・瀬田GC=6616ヤード、パー72)

 58位から出た渋野日向子(サントリー)は3バーディー、1ボギーの70で回り、通算3アンダーの47位で終えた。10番スタートの“裏街道”にも関わらず、この日も多くのギャラリーが帯同した。「ここに来る前に実家に帰って、おばあちゃんに笑顔でやりなよーと言われたんですよ(笑い)。それを1週間できたと思うので、それだけ周りの皆さんにゴルフが悪かろうが、楽しんでもらえたらいいなと思いながら回れた」。思うような成績は残せなかったものの、充実した1週間になったという。

 この日は13、18番と2つのパー5でバーディーを奪った。「ショットは相変わらず微妙な感じではありましたけど、グリーンを狙うショットはマシだった」と振り返った。だが、この日のバーディー数は3つのみ。3日間を通しても9つ(1イーグル含む)にとどまった。「この3日間の中で、5メートルとか打てれば入るというのも多かった。でも引き続きショート、ショートですごい残念」と肩を落とした。

 2週前のBMW女子選手権(韓国)は体調不良で欠場。3週ぶりの実戦は「自分が思ってるより体の状態は良いと感じた。周りのサポートや良い環境でゴルフができたと思うので、すごく楽しめた分、気持ち的にもそれを忘れるくらいの感じでできた」と納得の表序を浮かべた渋野。「ゴルフはスコアがもう少し出てほしい。ショットも、もうちょっと頑張らないとなと思うところですけど、まだまだ最終戦も出られるか分からないですし、残りの2試合はしっかり全力で頑張らないと」と今季残り試合へ表情を引き締めた。

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