脇元華は初優勝ならず 73と失速「率直に言うと、悔しいの一言。足りないところばかり」


4番、ティーショットを放つ脇元華 (カメラ・馬場 秀則)

4番、ティーショットを放つ脇元華 (カメラ・馬場 秀則)

◆米女子プロゴルフツアー TOTOジャパンクラシック 最終日(3日、滋賀・瀬田GC=6616ヤード、パー72)

 単独首位から出た脇元華(GMOインターネットグループ)は2バーディー、3ボギーの73と落とし、通算12アンダーの6位に終わった。ホールアウト後は「率直に言うと、悔しいの一言。最終日にスコアを落とすのは技術やメンタルで足りないところばかりだなと改めて感じた。またチャンスは来ると思うので、それまで辛抱強く、自分のやるべき練習をやっていきたい」と悔しさをにじませた。

 1番で7メートルをねじ込み、バーディー発進。初優勝へ向け、幸先良くスタートを切ったが、その後は2つのボギーをたたいた。「気を引き締めて、次のホールに挑んだんですけど、流れに乗ることが出来ず、苦しんだ」。後半も耐える展開が続き、16番で2メートルのバーディーパットを沈めるも最終18番でボギーをたたいた。最終日はスコアを1つ落とす形で終え、頂点には届かなかった。「伸ばさないと勝てないのは分かっていたし、スコアを落とすのは論外」と自らに厳しい言葉をかけた。

 初日に大会コース記録の63をマーク。米ツアーメンバーもいる大会で上位争いをしたことは、手応えをつかんだという。「自信にもなりましたし、最終日にスコアを落としてしまう自分の悪い癖がある。最終日に強い選手になれるように頑張りたい」と前を向いた。残り3試合となった今季へ「最後(JLPGAツアー選手権リコー杯)は地元の宮崎。そこでしっかり地元を沸かせられるように、そこで優勝できるように、しっかり練習に励んで、トレーニングして、優勝を目指して頑張っていきたい」と最終戦を見据えた。

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