◆男子プロゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ プロアマ戦(6日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
大会3勝の石川遼(カシオ)が最終調整した。2週前の米ツアー、ZOZOチャンピオンシップは56位に終わり、「反省点が多かった大会。自分のやりたいことができなかった。甘さが出たところもあった」と振り返った。オープンウィークだった前週は、技術的な練習とトレーニングを中心に調整していたという。
今大会は2010、12、22年と3度制覇。4勝目を挙げれば、52回の歴史を誇る大会史上最多V記録を樹立する。「残りの自分のゴルフ人生を全て使って、そこ(大会4勝)を目指したい。優勝できる確率を0・1%でも上げていけるかだと思うので、試合が進むにつれて数字が上がっていくようなゴルフをしたい」と気合いを入れている。今年は大会ポスターに自身の写真が大きく使われている。だが、「自分ではあまり見たくないし、なかなか険しい表情だなと思う」と笑った。
昨年大会は4日間で2万3569人が観戦に訪れ、昨季のツアー最多ギャラリー数となった。「そこは一番の楽しみ。スポーツとしてのエンタメ性に着目して大会を作ってくださっているなと、熱い思いを選手として感じる」。5~7番ホールを無料観戦エリアにするなど、ツアー屈指の人気大会に感謝した。昨年に引き続き大会アンバサダーを務め、プレー以外の面でも試合を盛り上げる。