賞金ランク2位の金谷拓実 ウォーターショットからのボギー締めも66で単独首位浮上「全体的にはいいプレー」


18番の第4打でウォーターショットを放つ金谷拓実。通算8アンダーで単独首位に立った(カメラ・今西 淳)

18番の第4打でウォーターショットを放つ金谷拓実。通算8アンダーで単独首位に立った(カメラ・今西 淳)

◆男子プロゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ 第2日(8日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)

 首位と2打差4位から出た賞金ランク2位の金谷拓実(Yogibo)が5バーディー、1ボギーの66をマークし、通算8アンダーで単独首位に浮上した。最終18番パー5では、グリーン左手前バンカーからの第3打が、グリーンを転がり右手前の池につかまった。ウォーターショットにトライするも、4オン2パットのボギーとした。それでも、連日の66に「慣れていないショットなので、ボギーで上がれて良かった。全体的にはいいプレーができた」とうなずいた。

 1番で1メートル、2番で6メートルを沈めて、連続バーディーでスタート。その後もピンに絡めるショットでチャンスを作り、スコアをまとめた。この日は自分のプレーを続けることを心がけていたという。「一打、一打に対する気持ちは、常に他の選手よりも大事にしていると思うし、そのためにも練習している」と自信を持って試合に臨んでいる。

 今大会終了後の賞金ランク1位の選手には、米下部ツアー最終予選会(12月12日~15日、米フロリダ州)の出場権が与えられる。金谷は既に同2次予選会にエントリー済みだが、もちろん、ファイナルからの受験も視野に入れている。優勝賞金は4000万円の高額賞金大会。賞金ランク1位の平田憲聖とは約1100万円差と逆転は十分可能だ。過去5回出場し、2019年のアマチュア優勝を含めてトップ5入りが4回と抜群の相性を誇る御殿場で、夢への近道切符をつかみとる。

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