金谷拓実、逆転賞金王へ「自分らしいプレーを貫ければ」 平田憲聖と289万円差…日本シリーズJTカップ28日開幕


明るい表情で練習した金谷

明るい表情で練習した金谷

 男子プロゴルフツアーの最終戦メジャー、日本シリーズJTカップが28日から4日間、東京・稲城市の東京よみうりCC(7002ヤード、パー70)で行われる。初日の組み合わせが26日、発表された。今季4勝で賞金ランク首位に立ち、2年連続2度目出場の平田憲聖(24)=エレコム=は、約289万円差で同2位の金谷拓実(26)=Yogibo=らとの同組を歓迎。コース適性にも自信を見せ、賞金王逃げ切りへ強気な姿勢で臨む。

 金谷は9ホールを回り、グリーン周りを中心にコースを確認した。「グリーンのアンジュレーション(起伏)が強くて、パッティングが難しくなる。対応していきたい」とポイントを挙げた。日本シリーズは5、3、2位と好相性だが、今年こそ初優勝を狙う。

 3年前の雪辱に挑む。ランク3位から賞金王を目指した21年大会。重圧を感じ、スタートダッシュに失敗した。「初日はランキング順に組まれて、プレッシャーで自分も良くなかった」と回想。3位でフィニッシュしたが、賞金ランク2位で終戦。トップのチャン・キム(米国)を抜くのに約780万円足りなかった。

 首位の平田とは約289万円差。逆転キングへ向け「自分のプレーで状況は変えられる。去年も優勝を逃して悔しい思いをしたので、自分らしいプレーを貫ければ」と意気込む26歳。賞金王へは2人までの8位タイ以上がマストだが、優勝すれば無条件でタイトルを手にする一戦。大会初Vと悲願の戴冠だけを見つめる。(富張 萌黄)

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