８番、ティーショットを放つ石川遼（カメラ・岡野将大）
◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズＪＴカップ 第１日（２８日、東京よみうりＣＣ＝７００２ヤード、パー７０）
３年連続１５度目の出場となる２０１５、１９年大会覇者の石川遼（カシオ）は１バーディー、４ボギーの３オーバー７３で、トップの中島啓太（フリー）と８打差の２４位と出遅れた。「こういうこともある。仕方ないと思うし、まだまだここからだと思うので。全然ここから、しっかりと追い上げていけばいいだけかなと思う」と振り返った。
２番パー３でピン右奥１・２メートルのバーディーパットがカップ右を抜けた。「決めたいパットだったし、そこを決められなかった。それからもけっこうミスはあったし、一日をかけて戻そうと思ったけど、なかなか戻せなかった」と残念がった。４番は１メートル強を外してボギーが先行。６番パー５ではグリーン左ラフからのバンカー超えの第３打を１・５メートルに運んだが、これも決めきれなかった。
９番で第２打を６０センチにからめて、この日唯一のバーディーを奪い、観客を沸かせた。３オン３パットのボギーを喫した１７番パー５では、１メートルのパットがカップに蹴られると、ギャラリーから悲鳴が上がった。１８番パー３は３番ユーティリティーでの第１打がグリーン右手前ラフへ。寄せきれず、連続ボギー締めとなった。
賞金ランクは６位で、逆転キングへ優勝が絶対条件。「ショットも、徐々に徐々に先週よりは良くできている。ここからさらに良くできるようにしていきたい。試合が始まってからの課題っていうところも多いので、明日また試合のなかでしっかりと課題に向き合っていきたい」と前を向いた。