◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 第2日(29日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)
66で回った昨季賞金王の中島啓太(24)=フリー=と65をマークした片岡尚之(26)=CS technologies=が通算9アンダーで首位に並んだ。
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昨年賞金王が首位を死守した。2位に1打差をつけて出た第2R。中島は1番パー4、残り75ヤードの第2打をピン奥に落とし、バックスピンでカップへと落とした。「ティーショットもセカンドショットも完璧だった」。自身初のショットインイーグル発進に笑顔を見せた。
その後、片岡らが迫る中で首位をキープ。18番では、第1打をグリーン左奥に外しボギーだったが「攻めた結果。いいボギーだったとポジティブに捉えている」。難関ホールで攻めの姿勢も見せ、通算9アンダーとし首位を譲らなかった。
初日に出遅れた賞金ランキングトップで同学年の平田や、同2位の金谷らライバルが順調にスコアを伸ばした。昨年は3日目まで首位に立っていたが、蝉川に逆転を許して2位に終わっただけに、中島は「本当にコツコツとやること」と言い聞かせるように話した。昨年のリベンジを果たし主役をさらう。(瀬川 楓花)