女子ゴルフ、臼井麗香&菅沼菜々がアイドルデビューライブ 歌とダンスで魅了「出来は1500点」


アイドルユニット「Chell7」として初ライブを行った女子ゴルフの臼井麗香(左)、菅沼菜々(カメラ・星野 浩司)

アイドルユニット「Chell7」として初ライブを行った女子ゴルフの臼井麗香(左)、菅沼菜々(カメラ・星野 浩司)

 女子プロゴルフの臼井麗香(フリー)と菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)が1日、東京・日暮里サニーホールでアイドルユニット「Chell7」(ちぇるなな)として初ライブを行った。

 臼井のニックネーム「レイチェル」と菅沼の名前を合わせたユニットでアイドルデビュー。菅沼は自身3回目、臼井は初のライブに挑戦した。約500人収容の会場を埋めた観客を前に「会いたかった」(AKB48)や「Yeah!めっちゃホリディ」(松浦亜弥)などをキレのあるダンスとともに熱唱。ペンライトや名前入りのうちわを振りながら声援が送られる中、ファンを魅了した。

 オリジナル曲「だってプリンセスなんだもん」を初披露。臼井が作詞した1番は「鏡のわたしにリボンのおまじない」、菅沼が作詞した2番は「泣きたくなったらキャップで隠しちゃう」など、2人にちなんだ歌詞が盛り込まれた力作で沸かせた。約1時間半のライブを終えた臼井は「出来は120点。Chell7の曲もみんな覚えて踊ってくれてよかった」と喜び。菅沼も「1500点です。ファンの皆さんに感謝を伝えたかった。最高の一日になった」と笑顔がはじけた。

 ジュニア時代から交流があり、プロテストが同期だった2人。昨年夏、アイドル好きでライブ活動を行ってきた菅沼と、幼少期から宝塚に憧れ、ゴルフウェアブランドのプロデュースなど多岐にわたって活動する臼井がユニットとしてライブを開催する構想が進んだ。

 臼井は「最初に作曲家さんを探して、歌ができてメドレーを決めて、歌があがってくるくらいに振付師さんにお願いして…」と経緯を説明。「車で歌って、ダンス動画はお風呂や髪かわかしてる時に流して覚えた」と明かした。オフ期間のアイドル活動とゴルフの“比率”について、菅沼は「10―0です。練習してない」と苦笑いを浮かべるほど打ち込んだ。

 ゴルフとアイドル活動の“二刀流”として活動に励んでいく。菅沼は「もっとゴルフ人気が出てほしい。私のファンの方は、アイドル好きの方が初めてコースに来てくれた人が多い。他の推し活からこっちに来てくれたらゴルフ界がもっと盛り上がる」と熱望した。将来的には「1000人規模のライブをやりたい」と声をそろえた。

 今季の国内女子ツアーは、ダイキンオーキッドレディス(3月6~9日、沖縄・琉球GC)から始まる。昨年3月のアクサレディス宮崎で初勝利を飾った臼井は「2勝目を挙げたい」と抱負。菅沼は「去年は大不調の年だったけど、スイングも本格的に直して良くなった。前半戦でリランキングをクリアして、シード復帰できるように頑張ります」と声を弾ませた。

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