男子ゴルフの石川遼(カシオ)が6日、千葉・睦沢町のMZ・GCで行われた男子ツアーの新規大会「前沢杯」(4月14~27日)の開催記者発表会に出席した。
プロアマ戦を10日間、本戦4日間の国内ツアー初の2週間開催され、賞金は最大で総額4億円、優勝8000万円。ラウンドガールがプロアマ・本戦ともに全組に帯同するなど、異例づくしの大会だ。一般入場チケットは1万円となる。
石川は「初めての試みで、選手たちも未知数で本当にチャレンジ。前沢さんのアイデアを初めて聞いた時はすごくビックリした。実際に僕らができることはゴルフ。自分たちの技術を磨くほど喜んでもらえると思ってこの大会に備えたい」と意気込みを語った。
プロアマ参加権は1組(最大3人)100万円で、参加者は一緒にプレーするプロをオークション入札方式で指名する。選手にとっては、自身に対していくら入札があるか「金額」で価値が示される場となる。
石川は「これだけ公に、純粋に評価基準が「金額」となるのは経験が自分では記憶ない。ワクワクもあるけど、選手としてはファンから自分がどう見られてるかを感じられる。うれしくもあり残酷でもある」と本音を吐露。「プロは技術や結果もあるし、エンターテインメント性も兼ねそろえて、見てくれている人を感動させ、楽しんでもらう場だと改めて実感する形式だと思う」と2か月後の身体かいを見据えた。
日本ゴルフツアー機構の諸星裕会長は、10日間の大会について「日本で一番長い試合。話を聞いた時にぶっ飛びました。賞金総額は今年の一番に間違いなくなる。これが一番うれしい」。倉本昌弘副会長は自身も出場予定と明かし「ぜひ私(のプロアマ権)を買ってほしい」とアピールしていた。