男子ゴルフの松山英樹(LEXUS)が24日(日本時間25日)、米フロリダ州の屋内施設・SoFiセンターでシミュレーターを使ってチーム戦で争う新リーグ「TGL」に出場した。
25日が33歳の誕生日となった松山は大会創設者のロリー・マキロイ(英国)、キーガン・ブラッドリー(米国)と「ボストン・コモンG」の一員として出場。ジャスティン・トーマス、ビリー・ホーシェル、パトリック・カントレー(いずれも米国)が出場した「アトランタ・ドライブGC」と対決した。
第1打などは巨大なシミュレーターを使用し、50ヤード以内のショットは実際のグリーンでプレー。1打40秒以内に打つ、獲得ポイントが2倍となる「ハンマー」など独自ルールがある。4人在籍の6チームで構成され、各試合は3人が出場。トリプルス9ホール、シングルス6ホールの計15ホールで合計得点を競う。
松山は2番パー5の第4打で約5メートルのパットをわずかに左へ外し、1点リードを許した。同点に追いついて迎えた5番パー3で第1打をピン奥約4メートルにつけ、マキロイがバーディーパットを沈めて2―1と逆転した。7番パー3の第2打では松山がバンカーからボールを出せない痛恨のミス。9番パー5の第3打でグリーン奥約6・5メートルからのアプローチがカップの縁をくるりと回り、悔しさをにじませた。
シングルス戦ではホーシェルとマッチプレー。11番パー4でグリーン手前のバンカーから第3打をまたも出せず、同点に追いつかれた。2―4と逆転されて迎えた14番パー3は第2打で約2メートルパットを左に外して相手に2点を奪われ、最終的に3―6で敗れた。
松山はTGL初参戦した17日のザ・ベイGC戦に敗れ「来週はリベンジしたい」と意気込んだが、出場2戦目は逆転負け。ボストン・コモンGは開幕から4戦全敗となった。