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◆米女子プロゴルフツアー HSBC女子世界選手権 第3日(1日、シンガポール・セントーサGC=6779ヤード、パー72)
首位と3打差の5位から出た古江彩佳(富士通)は4バーディー、3ボギーの71で回り、通算5アンダーで首位と5打差の7位で最終日へ向かう。前半に4バーディーをマークし、単独首位で折り返し。だが、後半に3ボギーをたたき順位を落とした。ホールアウト後、中継局のインタビューに応じ「序盤は良かったんですけど、暑さもあって体力面で集中しきれずに、後半はスコアを落とした」と肩を落とした。
1番で2・5メートルを沈めて、幸先良くバーディー発進。2番も伸ばすと、5、6番で連続バーディー。単独首位に浮上した。いい流れで後半へ入ったが、12番でピン奥からのバーディーパットがショート。3パットでボギーを喫した。16番でも3パット、17番パー3はグリーン左手前からのバンカーショットを寄せきれず、連続でスコアを落とした。最終18番では2打目を2つのバンカーの間の左ラフに外し、3打目はスタンスが取りづらい状況に。ボールも沈む厳しいライだったが、ピンそば1メートルに寄せてパーをセーブした。「後半の方が(距離が)長いホール、難しいホールが多い、プラスピンポジがちょっと難しいところに切ってあったりというのもスコアをまとめるのが難しかった」と話した。後半はロングパットのタッチが合わず、3パットが2回。「前半はいいタッチができたんですけど、後半が長いパットも多くて、上り下りのパットも多くてスピードが狂った方と思う」とグリーン上で苦戦した。
首位のリディア・コ(ニュージーランド)とは5打差。昨年は単独首位から出た最終日に75と落とし、8位に終わっただけに雪辱への思いは強い。「明日はしっかり諦めずに最後まで頑張りたい。18番までしっかり伸ばすことを忘れずに頑張りたい」。昨季エビアン選手権で初のメジャー制覇を果たした24歳が、逆転での今季1勝へ挑む。