小祝さくら 多忙のオフに「まだ半年くらいは休みがほしい」 年間女王は意識せず


練習ラウンドで笑顔を見せる小祝さくら(カメラ・今西 淳)

練習ラウンドで笑顔を見せる小祝さくら(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー開幕戦 ダイキンオーキッドレディス 指定練習日(4日、沖縄・琉球GC=6610ヤード、パー72)

 日本ツアー11勝の小祝さくら(ニトリ)が10番からの9ホールを回って調整した。開幕を目前にした現在の心境は「(オフが)あっという間で、まだ半年くらいは休みがほしい気分」と早速、独特の小祝節が飛び出した。12月は仕事が忙しく、1月以降は合宿と、行きたかった韓国旅行やライブに参加できず。「一瞬にこのときが来てしまった」と人気選手ならではの悩みを語った。

 1月は昨季日本ツアー8勝を挙げ、年間女王に輝いた竹田麗央(りお)とハワイで3週間の合宿を実施。アイアン、ウェッジショットの精度を中心に腕を磨いた。ハワイを選んだ理由は「麗央ちゃんがハワイに行きたいということで」と後輩主導で合宿地が決定。「ココヘッドという山に登ったり、海に行ったり、木のところ(日立の樹)に行ったり」。ゴルフだけでなく観光も楽しみ、英気を養った。2月に入っても宮崎、沖縄で合宿。忙しい合間を縫ってプロ野球・オリックスの宮崎キャンプを訪れ、推しの山崎颯一郎投手との会話も楽しんだという。

 昨季メルセデス・ランク上位の竹田、山下美夢有(みゆう)が米ツアーに主戦場を移し、小祝が年間女王を有力選手となっている。そんな中でも「あんまり何も考えていない。自分のベストを尽くしてついてくるもの。(自信は)全然ないです」とマイペース。「まずは1勝を目指して、複数回優勝できるように」と勝利を重ねることを目標とする。まずは今週、21年大会以来の優勝を目指し、小祝の25年シーズンが幕を開ける。

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