初日４アンダーの好スコアでホールアウトし、同組の吉本ここね（左）と抱き合う菅楓華（カメラ・今西 淳）
◆女子プロゴルフツアー開幕戦 ダイキンオーキッドレディス 第１日（６日、沖縄・琉球ＧＣ＝６６１０ヤード、パー７２）
プロ２年目の菅楓華（すが・ふうか、ニトリ）が５バーディー、１ボギーの６８で回り、単独首位発進を決めた。２位の吉田鈴（りん、大東建託）とは１打差。「ドライバーが曲がっていたので、そこまで安心できるプレーじゃなかった。でも、２打目以降がすごく良かったので、スコアにつながった」と振り返った。
１０番から出て、５メートルを沈めてバーディー発進。１２番ではボギーをたたいたが、その後は大きなミスなく５つのバーディーを奪った。大会は初出場。「何もわからない状態で、コースもあまり覚えていないので、それが逆に良かった」と先入観なくプレーできたことが好スコアの要因だと話した。
２年目のシーズンを前にオフは地元の宮崎と、福岡で合宿を実施。福岡ではプロ野球選手らとけがをしないためのトレーニングなどを行ったという。メンバーの中には、ソフトボールで東京五輪金メダルの上野由岐子も参加。偉大な先輩アスリートから「練習から緊張感を持たないと、試合でもできない」と金言を受けた。「グサッと響いた」と大きな刺激を受け、充実した時間となったようだ。
今季の目標はツアー初優勝。昨年は９月の住友生命レディス東海クラシックで優勝争いの中、最終日に７５と崩れて８位に終わった。「雰囲気は慣れてきた」と２年目の今季はゆとりを持てそうだと話した。「２年目が一番大事な年。１０代で優勝することが目標なので、誕生日までに１勝できるようにチャンスをものにして頑張りたい」。５月１７日の２０歳の誕生日までは約２か月あるが、スタートダッシュをものにする。