
4番ティーショットを放つ小林夢果(カメラ 今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー開幕戦 ダイキンオーキッドレディス 第3日(8日、沖縄・琉球GC=6610ヤード、パー72)
プロ4年目の小林夢果(ヨコハマタイヤジャパン)は3バーディー、2ボギーの71で回り、通算2アンダーで首位と3打差の6位につけた。「耐えるところはあったが、バーディーチャンスの方が多かった。全然入らなくてこういう結果になってしまった。めっちゃ伸ばしたかった。チャンスをものにできない女です…」と悔しげにホールアウトした。
この日はグリーン上に苦戦。「今日のピン位置は切れそうに見えるけど、目とか傾斜があるので切れない。読み過ぎて抜けてしまった」と肩を落とした。最終18番では下りの2メートルのバーディーパットが入らず。やはり切れずにカップを抜けてしまったという。「自分が打つの強過ぎちゃって、抜けちゃいました」と決めたい気持ちも相まって、悔しい結果となったようだ。
ショット面でもボギーをたたいた16番パー3は「アドレナリンが出ちゃった」と7アイアンで放った一打が、キャリーでグリーンをオーバー。「どうしようもないっすね」と笑ったが、やはり優勝への思いがここでも強く表れていた。
それでも首位とは3打差。十分逆転のチャンスはあるが、「いい位置じゃない」と首を振った。「タラレバですけど、(バーディーチャンスが)入っていたら5アンダーは出た」とスコアには納得していない。初優勝へ向けて足りないものは「その日の運」と答えた。「あしたも頑張ります」と小声で引き揚げ、初優勝へ向け、最終調整を行った。