19歳・菅楓華が完全V王手 目標の10代Vへ「自信を持って明日はプレーしたい」


18番ティーイングエリアで笑顔を見せる菅楓華。通算5アンダーで単独首位に立った(カメラ・今西 淳)

18番ティーイングエリアで笑顔を見せる菅楓華。通算5アンダーで単独首位に立った(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー開幕戦 ダイキンオーキッドレディス 第3日(8日、沖縄・琉球GC=6610ヤード、パー72)

 首位から出たプロ2年目の19歳・菅楓華(すが・ふうか、ニトリ)が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算5アンダーの単独首位とした。初日から首位を守り、完全優勝に王手をかけた。「前半はすごく狙ったところにショットも行っていて流れも良くて4つスコアを伸せたんですけど、もうちょっと伸ばしたかった」と後半の失速を悔やんだ。

 2番でバーディー先行とすると流れに乗った。4番パー5ではピン奥4メートルを沈めた。5、6番ではショットでチャンスを作り、3連続でスコアを伸ばした。だが後半は2度の3パットでスコアを落とし、69をマークしたものの、やや悔しい一日となった様子だった。

 最終日最終組をプレーするのは、昨年9月の住友生命レディス東海クラシック以来2度目。当時は周囲のスコアを気にしてしまい、75と崩れて8位に終わった。「今日はあまり人のプレーを見ずに、目の前の球に集中してできた。明日は変りそうですけど、それも自分の成長を見たいのもあるので、集中していきたい」と意気込んだ。

 今季の目標は「10代で優勝する」。5月17日に20歳の誕生日を迎えるが、何としてもそれ以前にタイトルが欲しいという。「まだ誰も(プロテスト合格の)同期が優勝していないので、本当に10代のうちに勝ちたい」とかける思いは強い。「開幕戦でここまでいい状態でこれているので、自信を持って明日はプレーしたい」と初優勝へ向け力強く意気込んだ。

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