
4番ティーショットを放つ荒木優奈(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー開幕戦 ダイキンオーキッドレディス 最終日(9日、沖縄・琉球GC=6610ヤード、パー72)
プロデビュー戦の荒木優奈(Sky)が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算3アンダーの7位に入った。今大会に出場したルーキーでは最上位。4日に欠場者が出たことにより、出場権を手にしており、「デビュー戦で、ウェーティングから入っていいところまで来られたので、やれるという自信は持って帰れる」とうなずいた。
“初任給”の308万4000円は「経費と貯金」と物欲はない。昨年12月に行われた新人戦で優勝。270万円を獲得し、ピアスを購入したり、美容院で髪を染めたりとプロ1年目に向けて、モチベーションを高めた。今後の活動資金のために「まだまだ稼ぎたいです」と今後も好成績を目指す。
2週後のVポイント×SMBCレディス(21~23、千葉)もウェーティング一番手だという。「今週、予選を通過したら、ウェーティングでも(会場に)行こうとお母さんと話していた」と次戦も繰り上がり出場を待つ。ニチレイレディス(6月20~22日、千葉)終了後のリランキングへ向けても上々の立ち上がりとなった。「4日間大会のトップ10はポイントが大きい。出られる試合で中盤戦、後半戦まで確実に出られるように頑張りたい。目標は(最終戦の)リコー(杯)まで出たい」と意気込む。アマ時代にはツアーでトップ10入りを2回果たしたルーキー。フレッシュな勢いで最終戦まで駆け抜ける。