
青木香奈子
国内女子プロゴルフツアーの今季第2戦、Vポイント×SMBCレディスは21~23日に千葉・紫CCすみれCで行われる。昨年のプロテストに合格し、今大会がデビュー戦となる青木香奈子(マイナビ)は18日、練習ラウンドを行った。
渋野日向子や吉田優利ら米ツアーを主戦場にプレーする選手が集結する中で初練習。「アマチュア時代も(ツアーに)出たことがなくて、本当に試合に出るのが初めて。朝も訳が分からずで、どこから入ればいいんだろうと…。すごい方に囲まれてプレーできるのは楽しみもあるけど、緊張感の方が大きい」と声を弾ませた。
宮崎県出身の24歳は高校卒業後、地元のフェニックスCCで研修生としてキャディーを務めながら技術を磨き、昨年11月に6度目の受験となったプロテストで合格した。166センチの長身を生かした飛距離250ヤードのドライバーショット、ショートアイアンの精度が持ち味。1年目ながらすでに9社とスポンサー契約しており、「ポルシェのマカンやアウディのQシリーズがほしい」と車好きの一面もある人気選手だ。
デビュー戦は狭くて距離が長く、グリーンの起伏も激しい難コースに挑む。「まずは予選通過を第一に考えて、自分のプレーをどれだけできるか楽しみながら最大限の力を出し切りたい」と言い切った。
今季は下部のステップ・アップ・ツアーを主戦場にプレーするが、今大会の後、レギュラーツアーはアクサレディス(28~30日、宮崎)、リゾートトラストレディス(5月29日~6月1日、徳島)に主催者推薦で出場予定。「ステップ・アップ・ツアーで優勝争いをしてから、レギュラーツアーでも力を発揮したい。いつかは(世界最高峰の)アメリカに行きたい。河本結さんのような強い明るいゴルファーになりたい」と目を輝かせた。