ロリー・マキロイ「調子はいい。楽しみ」 マスターズで史上6人目のキャリアグランドスラム達成へ


 男子ゴルフのメジャー初戦、マスターズは10日にジョージア州オーガスタ・ナショナルGCで開幕する。史上6人目のキャリアグランドスラムに挑む世界ランク2位のロリー・マキロイ(英国)が8日に会見に出席し、意気込みを語った。

 7日に米ツアーが発表したマスターズのパワーランキング(優勝候補番付)では、世界ランキング1位のスコッティー・シェフラー(米国)に次ぎ、マキロイが2位に選ばれた。

 今季は1~2月のAT&Tペブルビーチ・プロアマ、3月にプレーヤーズ選手権と米ツアーで2勝。前々週のテキサスチルドレンズヒューストンオープンで5位に入り「調子は良い。木曜日にこの調子でスタートするのが楽しみ」と胸を躍らせた。また、右肘に痛みを抱えていると報じられたが「肘はいいですよ。先週ちょっと治療しましたが、大丈夫です」と明かした。

 マキロイは2011年の全米オープンでメジャー初V。12年に世界ランク1位に輝いた。「ウッズの後継者」と注目を集め、4大メジャーは14年の全英オープン、12年&14年の全米プロ選手権を制し、計4勝を挙げてきた。マスターズを制すれば、男子では史上6人目の4大メジャー全制覇の快挙となる。

 グランドスラム達成への期待が膨らむ中、プレッシャーの対処について言及した。「それはただの噂話だし、雑音です。できるだけその雑音を遮断しようとしているだけ。このトーナメントを、年間を通してプレーする他の全てのトーナメントと同じように扱う必要があります。私は噂話や雑音を理解しているし、毎年このトーナメントには多くの期待と盛り上がりが伴うけど、私はただ頭を下げて自分の仕事に集中する必要がある」と語った。

 今、読んでいる本についての質問も飛んだ。「久しぶりに小説を読んでいます。実は、人生にフィクションを取り入れた。ジョン・グリシャムの『The Reckoning』です。かなりいいスタートを切っていますね」と笑顔を見せた。

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