
選手会ミーティングに参加、真剣な表情で話を聞く清水大成(カメラ・渡辺 了文)
◆男子プロゴルフツアー開幕戦 東建ホームメイトカップ 指定練習日(8日、三重・東建多度CC名古屋=7069ヤード、パー71)
本格参戦5年目の清水大成(ロピア)がコースで調整した。開幕を2日後に控え「楽しみ」と笑みを浮かべた。今季はここまでツアー外競技2試合をこなしたが、「全体的に状態はあまり良くない。試合勘と、ショットが全然良くなかった。先週は久しぶりに結構曲がった」と不安の残る中だが、「たぶん大丈夫」とこの日の練習場で修正できたという。
昨季は未勝利ながら、トップ10入り9度で、賞金ランクは8位に入った。ツアー初優勝の期待がかかる今季は「賞金王を目指したい。賞金王になれたら(結果的に)勝ってるだろうという気持ちで」と大きな目標を掲げた。ターゲットとする大会には新設された前沢杯(24~27日、千葉・MZ・GC)を挙げ「アレしたい」と23年の流行語を用い、賞金総額最大4億円のビッグトーナメントへ意気込んだ。
10日間、開催される前沢杯のプロアマ戦には、7日間に参加。体力面での不安はあるが、「それをこなさないと勝てない。できるくらいのトレーニングをしてきた」と自信を見せた。オフは全身のトレーニングを重ね、体は一回り大きくなった。体重、筋肉量ともに増え「いい感じ」と白い歯を見せた。
海外志向が強い26歳。同学年の金谷拓実と大西魁斗は米ツアー、桂川有人は欧州ツアーに本格参戦し、「いいな、(自分も)行きたいな」と眺望のまなざしを向ける。今季は米ツアーの予選会受験も検討。今季の注目株が躍進を見せる。