岩井明愛「入れ切れなかった自分の弱さ」18番ボギーでV逸 メジャー初戦へ「悔しさぶつけたい」


◆米女子プロゴルフツアー JMイーグルLA選手権 最終日(20日、米カリフォルニア州・エルカバレロCC=6679ヤード、パー72)

 首位から出た岩井明愛(あきえ、ホンダ)は5バーディー、2ボギーの69で回り、通算20アンダーで、ツアー初優勝に1打及ばなかった。2月のホンダLPGAに続き、今季2度目の2位だった。

 プレーオフを懸けた最終18番の2メートル強のパーパットは、わずかにカップ右へ。ホールアウト後に中継局WOWOWのインタビューに応じ「最後の18番のパーパットがめちゃくちゃしびれた。あそこで入れ切れなかったっていうのが自分の弱さ。もったいなかったっていう印象はある」と悔しさをにじませた。

 1打差の2位で迎えた16番パー5で、スーパーショットを繰り出し食らいついた。ドライバーでの第1打は右へ曲がり、カート道を跳ねながらラフで止まった。第2打は目の前には木、グリーン左は池という難しいシチュエーション。アイアンでスライスをかけグリーンへ運ぶと、ギャラリーから驚きの声があがった。「15番で1打差だったので、パー5で追いつきたいという思いがあった。いちかばちかのショットだったけど、うまくいってよかった」。バーディーとし、トップを捉えた。

 今年からツアーメンバーとして本格参戦。竹田麗央の5戦目(2025年3月ブルーベイLPGA)を上回る4戦での日本史上最速優勝はならなかったが、2位が2度と存在感を放っている。「まだまだ優勝争いに加わる回数を多くしていきたい。負けてしまうこともあるかもしれないけど、今はたくさん優勝争いをとにかくして、ちょっとずつ慣れていけたら」と語った。

 「コースのコンディションもすごく難しくて、だんだんグリーンも速くなってきて、風も出てきた。そのなかでもアンダーで回れたし、優勝争いに自分が加わってできたことがうれしかった」とも言った。次戦は今季メジャー初戦、シェブロン選手権(24~27日、テキサス州・カールトンウッズ・クラブ)。「来週すぐにリベンジできる舞台があるので、自分のプレーをしながら、悔しさをぶつけていけたらいいかなと思う」と前を向いた。

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