
1番ティーショットを放つ塚田よおすけ(カメラ・今西 淳)
◆男子プロゴルフツアー 前沢杯 第2日(25日、千葉・睦沢町・MZGC=6652ヤード、パー70)
新規大会「前沢杯」の第2ラウンドが行われ、今季から登録名を変更した塚田よおすけ(ホクト)、小西たかのり(フリー)の2選手が上位に浮上した。
16位で出たプロ18年目の塚田は6バーディー、ボギーなしの64で回り、通算10アンダーで首位と3打差の4位につけた。「今日はショットが良かった。パットはぽろぽろ外していた」とニヤリ。風向きが第1日と大きく変わってもスコアを伸ばし「プロアマ戦で5ラウンドしたおかげで、風向きが変わる中でも対応できる感覚が身についた」とかみしめた。
今年から登録名を「陽亮」から「よおすけ」に改名。表記は「よう」でなく、「よお!」と気軽に呼びかけられるようにとの思いを込めた。約9年前から地元・長野県などでジュニアのレッスンを実施。茶髪にピアス、ややコワモテな風貌とあり「自分は思ってないけど、見た目があまり良くないので、子どもたちが寄って来ない」と自虐。親しみやすく呼んでもらえるために決断した。
改名後、5年間は再変更ができない規定で「1年くらいで変えようと思ってたけど、変えられないと聞いて、ちょっと後悔してる」と苦笑い。来月24日で40歳を迎える塚田は「39歳(30代の)最後の年。サンキューの気持ち、感謝の気持ちを込めてプレーしたい」と9年ぶり2勝目を狙う。
一方、28位から出た小西たかのりは64で回り、通算9アンダーで10位に浮上した。6バーディー、ボギーなし。「ショットがいい感じです」と、同郷の先輩・塚田と同じスコアで伸ばした。
プロ13年目の33歳は「名前を見つけやすくするため」という理由で「貴紀」から改名。反響については「特にないですね。単に自分が探しやすいです」と語った。首位と4打差で臨む週末に向けて「このままやって、パターが入るようにしたい。優勝したい」と初Vを見据えた。