片岡尚之が7位浮上! 初観戦した生後2か月の長男からパワー 史上3人目の100戦連続出場に王手


18番をパーセーブした片岡尚之。通算12アンダーで7位に付けた(カメラ・今西 淳)

18番をパーセーブした片岡尚之。通算12アンダーで7位に付けた(カメラ・今西 淳)

◆男子プロゴルフツアー 前沢杯 第3日(26日、千葉・睦沢町・MZGC=6652ヤード、パー70)

 新規大会「前沢杯」の第3ラウンドが行われ、19位から出たツアー1勝の片岡尚之(フリー)が6バーディー、1ボギーの65と伸ばし、通算12アンダーで首位と2打差の7位に浮上した。

 石川遼(カシオ)、生源寺龍憲(フリー)と同組でプレーした片岡は3番、5番でバーディーを奪って後半へ。11番は5メートル、12番は3メートル、13番は長い15メートル、14番は4メートルを沈め、4連続バーディーと量産した。「ショットはWifiでした」と右へ左へ広角な打ち損じを独特な表現で語ったが、「今日は本当にパターでカバーできた。いいパットが打てたので良かった」とかみしめた。

 愛する家族からパワーをもらった。昨年に結婚し、2月9日に第一子の男児が誕生。愛妻と愛息子の前で大会をプレーするのはこの日が初めてで「たぶん、ずっと寝てたので試合は見てないと思う。でも、来てくれたのがすごくうれしかった」と猛チャージした。

 史上3人目の100試合連続出場に王手をかけている。初優勝した21年のジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品から99試合連続出場中。宮本勝昌(151試合、110試合)、宮里優作(128試合)に続く大台が迫る。来週の中日クラウンズ(5月1~4日、名古屋GC・和合C)に向けて「ちょうど100試合目で優勝できたら、いい記事になりそうですね」と笑った。

 首位と2打差で臨む最終日に向けて「混戦なので、明日次第ではワンチャンスある。あまり意識しないで、いいゴルフして来週に備えたい」と見据えた。

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