前週復活Vの菅沼菜々が好発進 急きょ出場のメジャーに「幸せをかみしめながらラウンド」


10番ティーショットを放つ菅沼菜々(カメラ・今西  淳)

10番ティーショットを放つ菅沼菜々(カメラ・今西 淳)

◆報知新聞社後援女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(8日、茨城GC東C=6675ヤード、パー72)

 前週のパナソニックオープンで1年7か月ぶりの復活優勝を飾った菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)が3バーディー、1ボギーの70で回り、首位と2打差の暫定8位と好スタートを切った。「ショットはすごく調子がいい。朝からピンチがあったが、パーで耐えられて、リズムに乗れた」と好スコアの要因を振り返った。

 出だしの10番は2打目がグリーン左手前バンカーに入り、いきなりピンチに。第3打を1メートルに寄せ、パーで切り抜けた。13番パー3はメジャー仕様の高速グリーンに影響され、ピン手前6メートルから3パットのボギー。だが、これでスイッチが入った。14番で5メートル、15番で1・5メートルを沈めて、連続バーディーとした。18番パー5はティーショットを左に曲げ、木の根元からの第2打をはほとんど出せずと、再び大きなピンチに。左ラフからの4打目をピン左奥1・5メートルに乗せ、パーセーブ。後半でも5番で伸ばし、上位で大会初日を終えた。

 昨季はメルセデス・ランク79位でシードを喪失。最終予選会も102位に沈んだが、前週の優勝で来季までの出場権を獲得した。急きょ決まったメジャーでのプレーに、「出られると思ってなかった試合で、しかもメジャーで好きなコースで、幸せをかみしめながら今日はラウンドできた」とコメント。速いグリーンと平らなコースが好きだといい、昨年は調子が上がらない中、9位に入った得意舞台。ゴルフ界のアイドルが、2週連続Vとメジャー初制覇へ、笑顔満開の好発進とした。

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