松山英樹「なんでこうなっているのか分からない状況」 メジャー連続決勝進出19戦で途切れる


◆米男子プロゴルフツアー メジャー第2戦 全米プロ選手権 第2日(16日、米ノースカロライナ州クウェイルホロー・クラブ=7626ヤード、パー71)

 60位から出た松山英樹(LEXUS)は1バーディー、3ボギーの73とスコアを落とし通算3オーバーの84位で、カットラインに2打及ばず、2日間で大会を終えた。初出場の2013年から昨年まで12年連続で決勝ラウンドに進んでいた全米プロで初の予選落ち。2020年全米プロから続いていたメジャー大会での連続予選突破は19戦で途切れた。

 「スタートの3ホールは必死にしのいでうまくいけたけど、途中からレイアップするところでミスをしてしまったり、チャンスにつけなきゃいけないショートゲームだったりで簡単にボギーを打ったり、チャンスを逃してみたり。そういうことをしていると、この結果になっても仕方ないかなという感じ」と悔しさを押し殺した。

 10番パー5で3メートルを沈めてバーディー発進を決めたが、序盤はティーショットが左に行く場面が続き苦戦を強いられた。11番は第1打を左に曲げたが、木に当たってフェアウェーへ。232ヤード残った第2打はグリーン右へのミスショットとなったが、3メートル弱残ったパーパットを沈めた。12番は左ロープ外からグリーンを捉えてパー、13番パー3はグリーン左ラフから寄せ、しのいだ。

 14番は4メートルのパーパットがカップ右を抜けた。終盤3ホールの難関「グリーンマイル」は16、17番をパーとしたが、18番でグリーン手前からのアプローチが2・5メートルオーバーしてボギーを喫し、2オーバーの72位で折り返した。カットラインが気になる位置で迎えた後半も、1番から4ホール連続でグリーンを外すなどピンチが続いた。

 3番で6メートル、6番パー3では2メートル半を沈めるなど、しぶとくパーを拾い続けたが、75位で迎えた最終9番でティーショットは左へ。木の根元近くからの第2打は横に出すだけとなり、残り184ヤードの第3打はグリーンを捉えたが、10メートル近いパーパットが残りボギーとなった。

 次のメジャーは6月12日開幕の全米オープン(ペンシルベニア州・オークモントCC)。ショットの状態について「なんでこうなっているのかが分からない状況なので、ちょっと苦しいですけど。しっかりと次のメジャーに向けて準備をしたい」と話した松山。「パターは少しずつ良くなってきている気配はあるけど、それ以外の全てが悪い状態なので、そこをしっかりと少しでもいい状態に持っていけるようにしたい」と前を向いた。

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