22歳の金子駆大が涙の初優勝 16番イーグルで浮上 ウィニングパットは「立っていられないくらい緊張」


関西オープンで初優勝を飾った金子駆太(右)(カメラ・森脇瑠香)

関西オープンで初優勝を飾った金子駆太(右)(カメラ・森脇瑠香)

◆男子プロゴルフツアー 関西オープン 最終日(18日、滋賀・日野GC=7035ヤード、パー70)

 トップで出た22歳の金子駆大(こうた、NTPホールディングス)が1イーグル、3バーディー、2ボギーの67をマークし、通算15アンダーでツアー初優勝を飾った。「立っていられないくらい緊張していた」というウィニングパットを沈めると、両手を突き上げ涙を流した。

 16番パー5でイーグルを奪い、トップの浅地洋佑(フリー)を捉えると、17番パー3で7メートル近いバーディーパットをねじ込み右拳を握った。1打抜け出し迎えた18番でティーショットは右バンカーのアゴ近くに。第2打は出すだけのピンチに見舞われながら、第3打を1メートル強に運びパーをセーブした。

 名古屋出身の金子はルネサンス豊田高3年の2020年にプロテストに一発合格。21年4月の中日クラウンズでツアーデビューし、着実に力を育んできた。優勝インタビューでは「信じられない気持ちで、すごくうれしい。この1勝は本当に思い出にもなるが、ここから2勝目、3勝目ができるように頑張りたい」と口にした。

 2戦連続優勝がかかっていた浅地は65で回り、68のH・W・リュー(韓国)とともに14アンダーで2位。河本力(大和証券)は12アンダーで4位だった。

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