
10番でティーショットを放つ青木香奈子(カメラ・堺 恒志)
◆女子プロゴルフツアー 資生堂・JALレディス 第1日(3日、神奈川・戸塚CC=6766ヤード、パー72)
第1ラウンドが行われ、25歳ルーキーの青木香奈子(マイナビ)は3バーディー、2ボギーの71で回り、1アンダーで首位と4打差の17位で発進した。
ツアーデビューした3月のVポイント×SMBCレディースの第1日(1アンダー)以来となるアンダーパー。「久しぶりに気持ちいいゴルフができた。アンダーが出てすごいうれしい」と喜びをにじませた。
前週のアース・モンダミン・カップは3戦連続の予選落ち。深いラフからのショットを左へ曲がるミスが続いたが、タッグを組んだ岡本史朗キャディーからのアドバイスで打ち方を学んだ。「左手の3本の指(中指、薬指、小指)に力を入れること。(球を)花道から乗せていく感じで」。左へ飛ぶミスは減り、打球の方向性の安定感は増した。
相棒からの助言に「自信を持てた」と言う。15番は第1打を左ラフに打ち込んだが、教わった握り方でショット。打球は花道を転がり、ピン手前3約メートルに寄せてバーディーを奪った。後半の4番も左ラフからの第2打を花道からグリーン手前に置き、絶妙なアプローチでパーとした。
トップと4打差の17位で2日目に臨む。「まずは予選通過したい。楽しく、課題を明確にしながら回りたい。結果、スコアが出たらいい」と冷静に見据えた。