吉田鈴が6位浮上 38・6度の高熱で点滴も…ビッグスコア! 初Vへ「勝負師にならないといけない」


吉田鈴

吉田鈴

 ◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 第2日(23日、愛知・中京GC石野C=6642ヤード、パー72)

 第2ラウンドが行われ、41位で出たルーキーの吉田鈴(大東建託)が6バーディ―、1ボギーでこの日ベストの67をマークし、通算6アンダーで首位と5打差の6位に浮上した。

 吉田が「100点に近い」と自画自賛の猛チャージを見せた。後半の8番で残り162ヤードの第2打を2メートルにピタリと寄せ、この日6つ目のバーディーを奪った。「ショットが良かった。ミドルアイアンが良くて、縦も横も距離感は全部合ってたのでイメージ通りだった」。自身プロ最少の67で6位に急浮上した。

 19日には38・6度の高熱に見舞われ、病院で点滴を受けた。20日に愛知入りし、「下見はちゃんとしたい派なので」と練習ラウンドで調整。体調回復とともにスコアもうなぎ上りで「予選通過を目指したけど、いい位置で回れて良かった」と安どした。

 今大会は、男子プロの中島啓太らを支えてきたベテランキャディーの島中大輔氏と初タッグを組んだ。直近2戦はセッティングが難しく、考えすぎたこともあって連続予選落ちと苦戦した中で「迷うのをやめなさい決めたらミスしてもしょうがない」と助言を受け、吹っ切れた。

 狙うは今季ルーキー一番乗りの初Vだ。「優勝するには勝負師にならないといけない。今日みたいに5アンダー、6アンダーというプレーをするために攻めていきたい」と闘志をギラつかせた。

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