渋野日向子「大ダフりがお友達。出ちゃったな~」16番ピンチもナイスパー 2打差3位タイで最終日へ


◆米女子プロゴルフツアー メジャー第2戦 全米女子オープン 第3日(5月31日、ウィスコンシン州・エリンヒルズ=6829ヤード、パー72)

 昨年大会2位の渋野日向子(サントリー)は2位から出て2バーディー、2ボギーの72で回り、通算5アンダーで首位と2打差の3位タイにつけた。

 1番パー5はバーディー発進。だが、首位の西郷真央(島津製作所)に並んで迎えた9番でアプローチを寄せ切れずボギーとし、11番は第2打をバンカーに入れてスコアを落とした。14番で2オンに成功してバーディー。16番パー3では第1打を左ラフに打ち込むピンチを迎えたが、つま先下がりの難しいライからグリーン奥の傾斜を使って約4メートルに寄せ、パーでしのいだ。

 渋野は大会を中継するU―NEXTのインタビューに応じ「なんとか上位に残れて良かった。(最終日は)まだまだチャンスはある。悔いの残らないように頑張ります」と力を込めた。

 ◆渋野日向子・一問一答

 ―疲れましたか

 「疲れました。今日もなかなか大変な一日ではあったけど、伸ばしたかった気持ちはあるけど、イーブンでなんとか上位に残れて良かった」

 ―前半はアプローチがさえて、パーも拾えた

 「いいアプローチショットが何個かあって、パーを拾えたのは前半にあった。9番や11番はすごくもったいないし、最後(18番)も奥の傾斜が見えちゃったので、なかなか打ち切れなくてすごくもったいないサードショットだった。しっかり打ててるなと思うアプローチは多かった」

 ―今週、パターを変えたか

 「パターは変えました。前のピンに戻して、しっかり打てているような感覚はあります」

 ―16番は第1打を左に打ち込んだが、ナイススパーだった

 「大ダフりしたんで、今週というか、ずっと私は大ダフりがお友達みたいな感じなので、あっ、出ちゃったな~と思いつつも、ライがそんなに悪くないところ、すごいつま先下がりではあったけど、平たんなところにボールがあったので、奥の傾斜も使えるという感じだったので、本当にあれはラッキーだった」

 ―奥の傾斜に当てて戻すイメージはすぐにわいたか

 「奥の傾斜は見に行って、この傾斜だったら戻ってくるなと思ったし、キャディーさんとも意見が一致したので、さっさと打ちました」

 ―スイングで意識していることは

 「意識する部分はすごく多い。今週はできていないのが、切り返しのトップの位置が浅いのと寝てしまっているのが気になるところです。もう少しシャフトの角度も高くというイメージを持ってやってはいるけど、できてないです」

 ―日本勢で優勝争い

 「本当にレベルの高い選手がたくさんるので、自分も本当に頑張らなきゃと思わせてもらえる環境が今までにすごくあったので、自分もいつかはやらなきゃ、いつかがいつなんだ…みたいな感じの中でもどかしさがありながらですけど、本当にみんなの活躍がすごく刺激になっているのは間違いない。優勝争いを明日できるのは楽しみだし、緊張もします」

 ―他の選手のショットを見て「もっと寄れ」という動きをしたりするのが渋野らしい

 「何も考えてなかったけど、自然に出ちゃってます。そういう仕草が多いなと思う選手、アリア・ジュタヌガーン選手がすごくいい雰囲気をされているなと、一緒に回った時に思ったことがよくあったので、すごい刺激になっている」

 ―首位と2打差で最終日を迎える

 「まだまだチャンスはある。緊張感はあると思うけど、悔いの残らないように頑張ります」

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